大粒径アスファルト舗装は、粗骨材の粒径が大きいため、舗装体の骨格が強固となり、耐流動性、耐摩耗性が向上します。一般に、重交通道路の表層、基層、中間層および上層路盤に用いられます。

最大粒径30ｍｍの大粒径アスファルト混合物を上層路盤と基層部分に適用し、一度に10～30ｃｍの厚層を敷き均すシックリフト工法により急速施工が求められる路線に適用されます。さらに、中温化技術の併用により混合物温度を低く設定することができ、交通開放時期を早めることが可能となり施工効率が向上します。

施工には、厚層でも所定の締固め度が得られるように、高締固め型アスファルトフィニッシャや振動ローラを使用します。

1.骨材の噛み合わせが良く、耐流動性・耐摩耗性に優れています。
2.シックリフト工法の採用により急速施工が可能で、省力化が図れます。
3.中温化技術を併用することで混合物温度を低く設定でき、施工効率が向上します。

1.重交通路線および高規格幹線道路
2.早期交通開放が必要な道路